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… おかゆのカープコラム …



第6回 「ありがとう、野村謙二郎!」 2005/10/12

 たった数時間ほど前、野村謙二郎の引退試合が終わった。真っ赤に染まった市民球場、カープファンのパワーはすごいが、そのファンを惹きつける野村謙二郎、本当に素晴らしい選手だった。

 年齢、ボロボロの体、2000本安打達成、更には新井・栗原などの成長を考えれば、引退は自然な結論かもしれない。おれ自身も、ここ数年は、走れない野村は要らない、引退しかないだろうと思っていた。

 しかしいざあらためて野村がユニフォームを脱いだら、何か不思議な気持ちになった。もちろんさみしいし、涙が止まらないけど。あまり実感が無い。

 思えば小さい頃、常にチームを引っ張ってきたのが野村だった。小3か4の時に父親に連れられて初めて行った市民球場での、あの野村のサヨナラタイムリーの打球・大歓声、今でも鮮明に覚えている。初めてサインをもらい、初めて握手をしてもらった野球選手も野村だった。

 思い切りの良い打撃・走塁、その勝負強さ、マウンド上での励ましやアドバイス、そして炎のヘッドスライディング。闘志あふれるプレーの1番ショート野村は、おれの憧れそのものだった。野球が下手なおれだったけど、常に1番ショートを理想に置いてきたのは、今気づけばやはり野村の影響だろう。おれにとってのミスター赤ヘルは、間違いなく野村だった。そして、野球の楽しさを教えてくれたのも、間違いなく野村だった。

 引退試合でも、小さい頃の憧れそのままに、走・攻・守と、アグレッシブなプレーを見せてくれた野村。特に4回だっけ、種田のゴロをさばいたプレー。もう1度、ショート野村のプレーを見れたうれしさ、そしてこれが最後という悲しさで、涙が止まらなかった。

 今までカープには野村がいて当たり前だったが、これからは当たり前だった存在がいなくなる。数年後、また市民球場で胴上げされる野村を見たいが、それは置いといて、来季から劇的に変わるであろうカープに期待したいと思う。本人も分かっているだろーけど、いくら佐々岡や緒方、前田がいるとは言っても、これからは新井クンがチームを引っ張っていかなければならない。プレースタイルは違えど、ファンを惹きつける、同じ何かを持っている新井クンに、個人成績だけではなく、そういった面でも来季は期待したい。

 最後に…ありがとう野村謙二郎!これからも野球という素晴らしいスポーツを愛し、カープを応援していくから、またいつか必ず市民球場で勇姿を見せてくれ!



第5回 「もうそのネタは飽きたぞ、長谷川!」 2005/7/8

 カープの長谷川が、苦しんでいる。3年前に13勝を挙げた本格派右腕は、ここ2年結果を出せず、今年も2勝9敗という不本意?な成績にとどまっている。

 特に今日の巨人戦の長谷川はひどかった。悪い時の長谷川を象徴する投球内容。四球で走者を出し、カウントを悪くして、苦し紛れの甘い球を持っていかれる。得意のカーブは高めに浮き、フォークはホームベースの遥か手前でワンバウンド。簡単にアウトを取ったと思えば突然ノースリーになったり、突然一発くらったり。もうそういうネタは見飽きた。失笑をかうばかりだ。何回同じ事を繰り返すんだ…。

 「1球1球を見れば、素晴らしい」…長谷川に関して多くの解説者が口を揃える。確かにそうだろーね。長身から繰り出す、角度のある150キロ近い回転のいい速球に、ブレーキの効いたカーブ。そしてスタミナも兼ね備える。年齢的に、そろそろエース格になってもらわないといけない素材だろう。

 横からのフォームをよく見たら、明らかに高めに球がいくよーなフォームに感じられる。おそらく、コーチなどからはいつもいつも口を酸っぱくして言われているだろう、低めに投げろ、インサイドに投げろ、コントロールを磨け…。うーん、これでは、長谷川の持ち味が消えるような気がする。確かに高めは危険だが、長谷川の角度のある球なら、高めの方が威力を発揮しそうな気がする。実際、今日も高目をそこまで打たれてないし(もちろん中途半端な高目を打たれている)、高めのボール球に巨人打線はよく手を出していた。

 もうこうなったら、サインは球種とある程度のコースだけで、思い切り好きに投げてみろ、で一試合やってみたらどーだろうか、と本気でおれは思っている。長谷川の長所を引き出して欲しい。彼はどんな頑張ったって低めのコントロールなんて付かんよ。案外、この作戦でうまくいくんじゃないの?適当に散らばって。…何という無責任な、と思われるかも知れんけど。

 とにかく、近い将来、長谷川が引っ張っていかんといけんのんじゃ、悩んで同じ失敗繰り返しとらんで、思い切りやってみろ!どっちみち何かを変えんといけん!



第4回 「これでいいのかプロ野球」 2005/7/1

 さてさてめったに更新しないこのコラム、忙しさもひと段落したので、これからはそこそこ更新していこうと思う。多分。

 今日行われた、カープVSジャイアンツ。大竹と高橋尚、両先発の素晴らしいテンポのいい投手戦で、見ていておもろかったよ、野球ファンとしては。まぁカープファンとしては拙攻でイライラして必死にものにあたるのを我慢してたけど。そんな素晴らしい試合は、6回に大竹がローズに2ランを浴び、勝負あったという感じだった。

 しかし今日書きたいのはそんな事じゃない。8回裏、先頭の高橋尚の打席の事である。ホームベースからかなり遠い所に立った彼は、この回から登板した佐々岡の球を、あきらかにワザと空振りしよったワケですよ!ボールが過ぎた遥か後に、テキトーにバットを振ってたんだよ。初めはウケ狙いか?と思ったが、その行為が3球繰り返された後、おれはとても失望した。別に金払ってないけど、金返せって言いたくなった。

 だって、よーく考えて欲しい。これは、お客さんがいてはじめて成り立つプロ野球だよ。その選手が、そんなテキトーな事してていいのだろうか。そりゃ〜無理する場面じゃないし、必死にプレーしたら常にリスクは伴う。仮にここでバット振ってどこかを痛めたとすりゃ、情けない話だ。でも…でもよ、10点差ならまだしも、3点差しかないのにそれはないだろう。今のプロ野球、セーフティーリードなんてない。たとえ「三振してこい」の指示でも、プロならもう少し見栄え良く三振できるだろ。何より、球場に来たお客さん、特に少年達はその光景を見てどう思っただろうか。きっとがっかりしたに違いないよ。せっかく、選手の懸命なプレー、すごいプレーを見に来たのによぉ。

 プロ野球改革元年と言われる2005年。新規参入球団があり、セ・パ交流戦があり、様々なファンサービスが行われている。しかし巨人戦の低視聴率は毎日のように話題に上っている。そりゃ〜お客さん入んないよ、そりゃ〜視聴率落ちるよ、こんな野球してたら。選手の中には、危機感のない選手もかなりいるのかな。サインとかもそうだけど、やっぱグラウンドで懸命なプレーを毎試合見せる事が何よりのファンサービスだとおれは思う。もういい加減、こういう古いしきたりはやめようよ、魅せる野球をして欲しい。



第3回 「まだ運はある?」 2005/5/20

 ロッテに3連敗し、まざまざと実力差、そして現状を見せ付けられたカープ。現在借金5の5位、最下位・巨人との差はわずか0.5。ファンは失望し、早くも今季を諦めてしまったかもしれない。実際、それほど今は弱いし、現状を打破しようにも、首脳陣は固定メンバーを動かさない。

 投手は粘れない、打者は繋がりがなく、ただ強攻策で打つのを待つだけ。打者が例え塁に出ようとも、何も策はない、相手投手にとってこれほど楽な打線はない。気が付いたら、去年までの悪い流れに陥っている。

 それでも、まだ今年は運があるのではないだろうか。そう思えた要素は3つ。
1.今が交流戦
2.次が楽天3連戦
3.首位との差がなぜかまだ5ゲーム
 つまり言いたいのが、この交流戦という特異な状況の中、首位との差が5ゲームなだけに、確率的にはほぼないが、5試合で一気に首位に並べれる事もある、という事だ。セ・リーグでカープだけが勝ち、他チームが負けると一気に差が縮まる。そして今日から楽天3連戦、普通に戦えば負ける事は少ないチームだ。楽天に3連勝し、勢いづいていけば、まだまだ取り返せる状況ではある、と思っている。非常に”楽天”的な考え方ではあるんだけれども。実際そういう希望を持っていかんと、やっとれんよ!そんだけの状況なんだよ!

 まぁもちろん、勝つためにはこれまでと同じやり方では勝てない。首脳陣がどういう対策をとってくるか、非常に見所ではある。万が一、この楽天3連戦で負け越すような事があると、本格的にやばい。ともかく、チーム状況が最悪なのは間違いない事実である。思ったより早期復活できそうな石原が救世主に思えてしまう今日この頃。何とか、粘りを見せてくれ、カープ!



第2回 「守備重視?攻撃重視?」 2005/3/21

 3月も後半に入り、いよいよオープン戦も本番モード。各チーム、打順や投手の役割が少しずつ見えてきた。そんな中で我らがカープも、微妙にオーダーを固定した戦いを展開している。

 近年の守備崩壊、そして大味な野球の現状を打破するため、首脳陣は本格的に守備重視を打ちたて、実現に向けて進めてきた。しかし皮肉にも、守備の要となるセンターラインで故障者が続出。岡上、石原、山崎など…。そして緒方、拓也も故障明けで不安を抱えたままの開幕を迎えそうだ。

 だが、ここで考えて欲しいのは、守備重視のオーダーを組んだ所で、本当に守備が改善されるのか、そしてチームが強くなるのかという事だ。残念な事に、現在のカープには、守備がいいと言える人はほとんどいない。結局の所、守備重視で人選しても、センター廣瀬、ショート岡上程度だろう。果たしてそれで勝てるだろうか…?むしろ昨年より戦力減だ。ま、岡上はもういないけど。とにかく、元々、現在のカープの陣容では、守備重視は無理だとおれは思う。

 かと言って昨年までのままでいいとは言えない。何かを変えなければならない。今のカープにできる事と言えば、走力重視だろう。昨年までは、チャンスを作りながらも後一歩で得点できず、結局は1発待ち、という攻めがファンを苛立たせた。そんな効率の悪い攻めも、足を絡める事で少しは解消できる。たとえ失敗しても、前向きな攻撃でチームの雰囲気は良くなる。

 そしてやはり、嶋→ラロッカ→前田という強力クリーンアップを生かす為には、1、2番打者の出塁、進塁が必要不可欠だ。もう現代野球では、初回から送りバントという作戦はほとんど意味をなさない。つまり2番に求められるのは、ある程度の率、そして右方向への打撃。もう東出や拓也には任せられない。その点を踏まえると、おれの中の現段階での理想オーダーは…

E尾形 G森笠 H嶋 Dラロッカ F前田 B新井 A一喜 C東出 @投手

 …てな感じ。尾形が、その素晴らしいミートで出塁、森笠が引っ張り、強力クリーンアップ。新井クンがお掃除。…まぁそううまくいかんか。でもいかにクリーンアップの前にチャンスを作るかで考えれば、2番を東出や拓也には任せられない。セカンドは肩もあり、練習ではとても守備がうまい東出に期待したい。足のある東出が出て、投手が送り、上位のワンヒットで生還、という構図が描ける。拓也はスーパーサブで。捕手一喜は、キャッチングなど守備面では全く倉に劣らないし、肩の弱さは投手との連携でカバーしていくという事で。何より倉の打撃はひどい。8番に置くとしたら、7番打者は平気で歩かされるだろう。7番に一喜を置けるから、8番に東出を置ける。うーむなかなかの出来栄えでは!?まぁ実際は…

E尾形 C拓也 H嶋 Dラロッカ F前田 G緒方 B新井 A倉 @投手

 …となるんだろーね。



第1回 「頑張れ!新井クン」 2005/3/2

 さあやってまいりました、不定期更新のカープコラム復活です。このコーナーではおかゆがカープについて思った事を、コラムの意味もあまり分からずに書いていきます。


 新井クンは、4番として期待された2003年、そして復活を期待された2004年も、不振やケガで精彩を欠いた。本人も相当悔しい思いをしたハズだ。ミスター赤ヘルの名を継ごうかという男が、レギュラーさえも剥奪されてしまったのだ。

 そして迎えた今季。新井クンを取り巻く状況は、更に厳しいモノとなっている。日本人の二遊間を育て、守りの強化という首脳陣の方針で、主にセカンドだったラロッカがサードへコンバート。その影響で主にサードだった野村が、ファーストへコンバートされる事になったのだ。この無情とも思える玉突きの影響で、新井クンのファーストのポジションは白紙に。キャンプが始まるまでは、周囲は2000本安打のかかっている野村がファーストで主に使われるという予想で一致していた。まぁこのポジションの方針については、また次回触れる事にする。

 そんな中始まったキャンプ。新井クンは打撃練習では、不完全燃焼とも思えるセンター中心のミートに徹した。持ち味のフルスイングを封印するかのように。黙々と確認しながらひたすら打撃練習をする姿が印象的だった。試行錯誤していたグリップの位置は固定したようで、スイング自体がとてもスムーズになったように思う。体も以前より細くなったという声がよく聞かれた。

 迎えたキャンプ初の紅白戦。新井クンはそれまでの我慢を一気に爆発させるかのように、フルスイング。白球は高く上がって左中間へ。周囲の度肝を抜くホームランを放った。以降の紅白戦でも快打を連発。おれのカウントでは、オープン戦初戦を含めると、この日までにホームラン2本を含む21打数7安打。打率にして.333、何より走者を置いた場面での勝負強さが目立った。センターに意識があるから、体が開かずに手元まで引きつけ、ボール球にもあまり手を出さない。積極性も取り戻してきた。今度こそは本物だろうか!?

 キャンプの打ち上げでは、監督賞をもらい、「この年で恥ずかしい」と反発した新井クン。現時点では、野村よりリードしているような気がする。確かに野村も必要な選手だし、大好きな選手だが、一塁で争うとなると、全ての面で新井クンが上回っていると思う。それでも監督は野村を無条件で使うのだろうか?コメントでは、多くは語らないものの、「闘志はビンビン」「見てろよって感じ」「男は黙って勝負」などと強気な発言も目立つ。静かなる闘志を燃やし、今、新井クン復活の2005年は始まったばかりだ。野村に代わりチームリーダーになれるのは新井しかいない。頑張れ!新井クン





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